インフルエンザの予防接種について
お子様は2回接種となります。
お子様とご一緒にご家族の方もお受けいただくことが可能です。
インフルエンザの予防接種をご希望の方はお電話にてお問い合わせください。
インフルエンザの予防接種費用
① 1回目の接種 | 4,500円 |
② 2回目の接種で、1回目の接種と同じ医療機関の場合 | 3,500円 |
③ 2回目の接種で、1回目と違う医療機関での接種の場合 | 4,500円 |
助成について
65歳以上の方 | 2,000円 |
中学生以下の方 | 2,000円 |
※助成額は1歳~13歳未満(1回目の摂取時に13歳未満の人は2回目まで助成します)が接種1回につき2000円を2回まで、13歳~中学3年生相当までは、接種1回2000円を1回のみ助成となります。
※6か月以上は接種は可能ですが助成は受けられません。
※予診のみの場合は助成対象外です。
事前に受付にお電話ください。
当院の方針について
卵アレルギーのお子さんのインフルエンザ予防接種の可否に関するご質問が多いので、当院の方針をお示しします。
・アレルギー検査でクラス5以上を認める方
卵アレルギーがあっても、ショックの既往などがなければ、どなたでも安全に行えます。
医師にご確認ください。
特にアナフィラキシーの症状の既往のある方や検査で特異的IgEの高値を指摘されていて、接種困難だと言われた方も医師にご相談ください。
それ以外の方は普通に接種できます。
MRワクチンはほぼ問題ありません。
当院では、一般外来でも予防接種は受け付けています。
B型肝炎ワクチンの接種について
従来B型肝炎ワクチンは垂直感染予防(母子感染とも言います)の観点からキャリアーの母親から生まれてくる赤ちゃんがB型肝炎になるのを予防する目的で生後すぐにガンマグロブリンとその後ワクチン計3回を保険適応として国はみとめてきました。
しかし、水平感染といって、父親やそのほかのルートから感染する赤ちゃんが増加していることも知られており、いまだに国内には100万人のキャリアーの方がおられます。
このことは、ご本人の肝炎、肝硬変、肝がんの発症、他の人への感染を起こすことが問題となっています。
国際的にはuniversal vaccinationといってすべての出生児にワクチンを接種し、国内のウイルスを駆逐していこうとの観点で国が助成して予防接種を運営しています(WHOは1992年にすべての赤ちゃんに接種するよう勧告しています)
今回、厚生労働省はこのような観点から、すべての赤ちゃんに接種するべく、B型肝炎ワクチンの定期接種化を10月から開始することとなりました。
以下の表をご参照にして、できるだけB型肝炎ウイルスから赤ちゃんを守ってください。
また、定期接種対象外の方(年齢など)も任意で接種できますので(有料ですが)積極的に摂取してウイルスから身を守りましょう。
※キャリアー:ウイルスを体に持ったまま生活している人のこと。
将来、肝炎、肝硬変、肝がんの発症が問題となっています。
また、唾液や性交渉などが感染のきっかけになります。
B型肝炎ワクチンの接種費用
平成28年4月1日以降に生まれた方(定期)
3回の接種含め | 委託料(助成額)6,100円 |
※生後2ヶ月~1歳の誕生日前日までに3回
※1歳の誕生日以降は全額負担となります。
※予診票は個人に郵送(4~7月生まれの方)、8月生まれからは冊子にて郵送されます。
平成22年4月2日~平成28年3月31日に生まれた方(任意)
1回の接種につき(3回まで) | 3,000円 ※任意接種の場合不足分助成可能 |
※平成28年10月1日~平成29年9月30日までに3回
日本脳炎ワクチンの接種について
のぎ小児科では日本脳炎ワクチンの接種も行なっています。
下記の該当する方は接種を行うことができます。
- 平成7年4月2日~平成19年4月1日までに生まれた方
20歳になるまでの間、定期予防接種として実施することができます。 - 平成19年4月2日~平成21年10月1日に生まれた方
2期(9歳になった後)に定期接種として1期不足分を接種することができます。
インフルエンザ、B型肝炎ワクチン、日本脳炎ワクチンについて
詳しくは下記の表をご覧ください
平成28年10月から始まる予防接種
種類 | 予防接種名 | 対象者 | ①接種期間 (助成期間) ②実施場所 ③予診票 (申請書) |
委託料 (助成額) |
定期(A類) |
B型肝炎ワクチン |
平成28年4月1日以降に生まれた者 |
①生後2カ月から1歳の誕生日前日までに3回 |
6,100円 |
定期(B類) |
高齢者インフルエンザ |
①65歳以上の者(原発避難者も含む) |
①10月1日~1月31日 |
1回につき、2,000円 |
任意 |
小児インフルエンザ |
①1歳~13歳未満の者2回 |
①平成28年10月1日~平成29年1月31日 |
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B型肝炎ワクチン |
平成22年4月2日生~平成23年3月31日生 |
①平成28年10月1日~平成29年9月30日までに3回 |
1回につき、3,000円 |
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インフルエンザ |
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1回目 |
院内感染をご心配される方へ
医学的には空間的、時間的分離を同時に行うことが望まれますが、当院をはじめ、診療所病院でのこれらの予防策を完全に行うことは極めて困難です。そこで、当院では予防接種外来を設け時間的分離を行います(月・火・木・金の15時~15時30分)それ以外の一般外来の患者さんへの接種は伝搬性の強い感染者を隔離し、予防接種を行っています。
また、一般外来でも対応できます。予約制です。
空気感染対策を行う必要のある患者さん(麻疹、結核、水痘)は、あらかじめ院内で隔離し、その後車内部での待機など他の患者さんとできるだけ空間を共有しないように行っています。
また、飛沫・接触感染対策(マイコプラズマ、インフルエンザ、風疹、おたふくかぜなど)も同様に空間的分離を行っています。
これで完全というわけではありませんが、比較的安全に接種が行えます。
医師にご相談ください
予防接種予約受付番号:0296-28-8611
※各種予防接種の可否や予防接種スケジュールなどお気軽にお電話またはご来院時にご相談ください。
※ワクチンの種類や同時接種に関する説明等は左メニュー「ワクチン接種について」をご参照下さい。
ワクチンの役割とは?
本当にかかってしまう前にワクチンを接種して、その感染症に対する抵抗力(免疫)を作っておこうというわけですね。
子どもの感染症は予防が第一
そして感染することで免疫をつけながら成長していくのです。
でも、赤ちゃんや子どもがかかりやすい感染症は、かぜのように軽いものだけではなく、中には、確実な治療法がなくて、深刻な合併症や後遺症をおこしたり、時には命を落としたりする危険がある病気もあります。
そのような感染症は、予防接種で免疫をつけておくことが必要です。
各種ワクチンを投与し、一人一人がかからないように予防することが大切といえます。
安全な感染症予防方法とワクチン接種
ワクチンを接種することで、病気を防ぐために必要な免疫を安全につけて、子どもたちを病気から守ることができます。
でも、すべての感染症に対してワクチンが作れるわけではなく、ワクチンで防げる病気(VPD)は、ごく一部にすぎません。
VPD(ワクチンで予防できる病気)はいったん発病すると、現在の医学でも根本的な治療法はないか、治療がとても難しいのです。
せっかくワクチンというすぐれた予防法があるのに、使わないのはとてももったいないことですね。
大切なわが子を守るためにも、ワクチンのメリットを最大限にいかしましょう。