夜尿症ではご本人はもとより、親御さんも悩まれている方が多いと思います。
夜尿症は昔から自然治癒するものだからと放置しているケースもかなり多くみられますが小学生で自然治癒率が２０％ということを考えますと、積極的に早期に治癒させる方がご本人にとっても自信をもって社会的活動を行う上で非常に重要であり、積極的治療は世界の傾向でもあります。
夜尿症の定義：5歳以上で夜間の尿漏れが1か月に1回以上の夜尿が3か月以上続く場合
夜尿症のメカニズム：ご来院時に丁寧にご説明いたします。
【治療方法】
１）行動療法：生活習慣（就寝前の水分摂取の制限など）をきちんと行うことから取り組んでいきましょう。
２）治療：薬物部療法やアラーム療法があります。
行動療法でよくならない場合は患児の特性を評価してどちらの方法をとるかを決定します。
３）専門医への紹介：考えられる薬物療法やアラーム治療でよくならない場合は専門医に
紹介します。
※初診時で病的に脊髄神経や尿崩症などの病的夜尿症を除外しておく鑑別が必要です。
治療の原則は「起こさず、焦らず、怒らず、ほめる、比べない」です。
お子さまやご自分を責めないでください。
ご家族で悩んでいないで、お気軽に医師にご相談ください。